本学会について

代表理事挨拶

1998年に設立された本学会は、20年以上の活動を経ながら成果を積み上げてきました。その成果には、さまざまな指針、救急看護師のラダー、救急看護師の倫理綱領などに加え、各セミナーと教育コースがあります。セミナー教育の実施頻度は、他学会には類を見ないほど多種多様で数多くの実施をしています。こうした成果の積み上げは、「国民の保健・医療・福祉に寄与するため、救急看護の進歩、発展、普及を図る」という本学会の目的に沿ったものであることは言うまでもありません。

設立から20年以上経った現在、看護界では救急看護に関係の深い幾つかの動きがあります。その一つが、看護師の特定行為研修制度です。特定行為の多くは、救急やクリティカルケア分野での医療行為です。また、認定看護師分野から救急看護が無くなり、クリティカルケアに統合されます。さらに救急看護の周囲に目を向けると、超高齢化社会の救急医療体制、地域包括ケアシステムでの地域と救急医療の連携、救急現場における終末期の看取り、頻繁に発生する災害時の救急医療など、検討すべき課題は少なくありません。

これまでの成果を基にさまざまな課題に取り組むために、本学会には大きな責務と期待がかけられています。各委員会活動の活性化、各セミナーと教育コースの充実などを通して、本学会の活動が国民の保健・医療・福祉の向上に寄与できるよう皆様のさらなる協力をお願いいたします。

代表理事(山口大学大学院)  山勢 博彰

(2019年10月)

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